FUTEK NEWS

フューテックエレクトロニクスの最近の話題

「チョッカン」を脳波で数値化

ブレインプロ:脳波測定器

脳波測定中

簡易脳波計ブレインプロ

簡易脳波計ブレインプロ

日本のモノづくりの現場において、若手技術者の育成・定着が大きな課題となっていることは周知のとおりです。
法政大学大学院博士課程の山崎雅夫さんは、簡易脳波計ブレインプロを使用し、技術者の重要な能力「チョッカン」の数値化に取り組んでおられます。

ところで「チョッカン」には「直感」と「直観」の二種類があることをご存じでしょうか?
その違いは・・
直感 : 推理・考察などによるのでなく、感覚によって物事をとらえること。
直観 : 判断・推理などの思惟作用の結果ではなく、精神が対象を直接に知的に把握する作用のこと。
・・なんだか違いが解りにくいですが、簡単に言うと、後から説明がつかないのが「直感」。後から論理立てて説明できるのが「直観」です。山崎さんの研究では、実務における技術者が持つ能力を対象とするため後者の「直観」を重視しています。

さて実際に脳波による数値化の方法ですが、「技術者に技術的(専門的)な問題について思考・回答・反芻してもらったときの脳波の変化をみる」という手法をとっておられます。技術者直観の定義に従えば、平常時との違い、脳波がピークに達するまでの時間などによって変化をみることができるそうです。

更に、山崎さんの研究では、各企業への調査や「技術伝承研究会」での検討の結果から、技術者直観の形成に役立つ「5つの方法論」を提唱しています。(「技術者直観形成のための5つの方法による循環」参照)

この方法論は、建設業界などのモノづくりの現場はもちろん、販売、接客、教育などあらゆる職場に於ける人材育成、ノウハウの継承に役立つ考え方であると思わます。今後の研究の展開がとても楽しみです。

 

法政大学大学院 政策創造研究科政策創造専攻 山﨑雅夫 氏

山﨑雅夫 氏

法政大学大学院
政策創造研究科政策創造専攻
博士後期課程
法政大学 通信教育部 兼任講師 経営学特講、演習

山﨑雅夫 氏

FUTEKサイト「 利用者の声」